フランス・トライアングル研究会の持続

三月にRPKを沸かせたフランス・トライアングル研究会の面々が三年生になり、ゼミに所属するようになってからは、研究会の進行がゆっくりになっています。とはいえ彼らの中には今までの研究会で培ったことがインプットされており、それがゼミの中で発揮されているようです。

彼らの研究テーマはゼミの中で変わっても「アクティブラーナー」として大学生活を生きているようで、それなりに安堵しております。


では研究会はまったく機能していないかというと、そんなことはありません。今年度に入ってからも何度かエクスカーションがありましたし、全員参加ではありませんが飲み会も行いました。後期には新たなエクスカーションが控えておりますし、一部メンバーは青森県弘前市のマルシェに参加予定です。


フランス・トライアングル研究会は「関心・地域・フランス」の三つを繋ぐものです。ですのでフランス的なるものの視点を持ちながら地域探究をすることが広くトライアングル研究になると考えています。必ずしも自分のテーマを突き詰める必要はありません。二年生をかけて「型」を磨いたので、今度は自由な視点を持って様々なものにアプローチすればよいのです。


こう考えると学生に始めに与えるのは「型」であるように思えてきます。「大学の勉強は自由」というだけではなく、自由の中に「縛り」を設けることで学生のポテンシャルが引き出されていきます。それはあたかも「アメトーーク」の「○○芸人」の縛りが過剰なものを引き出すことに似ています。その「型」と、「型を守ることで生まれる過剰さ」を体験したら、あとは様々なものを自分なりの「型」に収めて分析していけばよいのです。


後期は地域探究エクスカーションに加え、弘前訪問で学生が何を見出すのか楽しみです。