最近の更新 第2弾

これも最近の更新。PDCAと言われてるけど、まず「やってみようぜ」という話。

来週末は富山出張です。新たなプロジェクトチームを組まねばならないのに、今さっきCDS(クラスデザインシート。タイムテーブルのようなもの)を作っておりました。メンバーの皆さんには申し訳ないのですが、たぶん頑張ってやってくれるでしょう。

先日、ウェブでの発信を始めたいという学生に、「話を面白く進める方法」を相談されました。上の話題に関連しますが、いつもの授業のCDSを見せてあげました。PDCAの「P」(プラン)がないと計画が頓挫するので、それを明確化するためにもCDSは重要です。

ただしCDSに基づいた授業にも限界があります。次のポイントは「CDSを立てながら、あえて台本にないことをして自分を慌てさせる」ということです。それにより、その場の空気を利用した一回のみのライブが生まれます。そのライブ感が「計画しているように見えない」と思われる所以のようです。

実はPDCAの「P」ばかり重視していると、そこまで面白いサイクルが生まれないのです。重要なのは「D」(行動)です。まずはやってみて、それで失敗し、敗因を分析してプランを立てることが重要となります。

実は大学教育を熱心に学び始めた頃に「P」を綿密にしたところ、授業が少しつまらなくなりました。加えて学生とのインタラクティブも生じにくくなり、こちらのモチベーションが低くなりました。ここで、自分の授業が一番「ウケていた」のが非常勤一年目のとにかく必死だったときのことを思い出し、「P」を綿密に建てながらも「D」を優先する方法を取り入れるようになりました。それがある意味でブレイクスルーに繋がったところがあります。

そうなると、まずは「D」を思いっきりやることが重要であり、ただしそこでの敗因を綿密に分析して「P」を作っていく必要があります。改善点を明確化するためにも、まずは「D」を中心に考えるべきでしょう。

ところで富山大ワークショップは「フランス文化研究と学生の価値観を繋げる」という初の試みです。まず自分自身でシミュレーションしてみました。たぶん上手くいくでしょうけど、本番では思わぬトラブルも予想されます。勢いと必死さで乗り切り、次に繋げます。